【 BOOK】「素朴な疑問、肉体死 体験談」著者:石井数俊(かずとし)、2021/06/08初版

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約4年前に脳幹出血を起こして意識不明の重体となり、寝たきりのままですが意識が戻り、そこからリハビリを開始して数年が経過。
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「レミシンク」を実践して意識世界の探求も行ってきました。
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私の肉体が意識不明だったこの世の時間は数えられる日数だったとしても、主演映画の制作時間は千年単位だったような感覚です。
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肉体死はあるのだけれど「霊魂の死は存在しない」とでも申しましょうか?
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痺れる(さびれる)
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肉体死を迎えたところで霊魂(人の本体)が死ぬわけではない。
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かっての地球上ならば、「人間とは肉体と呼ばれる物質であるだけではなく、非物質の存在でもある」との見解が普遍的だったと考えるのが自然でしょう。私は非物質をメインとした存在を「人」、物資存在でしかない動物の一種を「人間」というニュアンスで単語を使い分けています。それが古代人の標準認識かと思われるのです。
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ひたすら宇宙の環境破壊と多種の生命絶滅を推進してきた地球人の愚行に、強制ストップがかかったのでしょう。
星や自然の叡智を吸収して生かすことこそが「人の知性」なのでは?
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肉体死は霊魂の死ではない
8:
私は元からクリスマスを無視、初詣にも墓参りにも行かない完全無宗教でしたので、神や仏や天使などは一切登場してきませんでした。
おそらくは私が救急搬送された当日の夜なのでしょうが、上空数百メートルぐらいの高さからヘリで見下ろしているような視界で、建物内に私の肉体が横たわっているのであろうと思われる病棟(後日にグーグルマップで確認)が見えました。乗り物ではなく自分だけが宙に浮いているような感じです。ここで言う「自分」には肉体もありません。
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「肉体」とは単なるうつわでしかなく、「人」とはその器の中身であることをしみじみ実感できました。「この世」的な欲求を過剰に持ったまま他界すると、「この世」の人に迷惑をかけることにもなってしまうのです。
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古代では、「あの世」をメインとすることが標準的な人の価値観だったのではないでしょうか、、、私にはそう感じられます。
誰もが自分の肉体死を前向きに受け入れることによって、老いや病を悪きものとして忌み嫌う社会風潮も変わっていくことでしょう。
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この世への誕生は過酷な挑戦。
あの世への帰還は普通なら祝福の時なのです。
芋虫が蛹や蝶になることを、どうして失敗であるかのように捉えてそれを阻止しようとするのですか?

2021/12/03

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