BOOK「キャッツ」著者:T.S.オリエット、訳:池田雅之(まさゆき)

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◉訳者あとがき
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この猫詩集を読み終えてみると、エリオット先生は、二十一世紀は、どうも個性派の猫の時代だ、猫人生を歩め、と言っているような気がします。
「キャッツアイ」の演出を担当された浅利慶太さんは、ミュージカル「キャッツアイ」の人気の秘密について、名言を吐かれています。それは、「猫の姿を借りて、人間の誰もが輝いている瞬間を切り取ることだ」ったと。そして、この作品が観客に「心の深いところで、愛のメッセージとして伝わった」と述べています。まことに同感です。また
原作「キャッツアイ」の方の魅力も、やはり、登場人物たちの個性の輝きとオリエットに猫に寄せる愛のメッセージにあるのではなかろうかと、私も思うようになりました。猫になりたかったオリエット先生を偲びながら、猫人生に万歳三唱を!といきたいところです。

2020/01/24

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