💮BOOK「人は生まれなおせる」著者:あまち　ゆうと

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ハートは考えることができず、損得も計算もありません。ハートはただ、感じるだけ。気持ちがいいかどうか、好きか嫌いか、心がこもっているかどうか、そういうことを、ただ感じるだけなのです。

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「自分が選んだこと」であり、「やりたくてやっているんだ」ということに、意識を合わせていましょう。そうすれば、見返りを求めず、周囲の評価や結果を気にせず、ただやっていることに集中できるようになります。

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何かを期待して「やる」のではなく

ただ自分がやりたいから「やる」

こういうスタンスが、一番らくチンで楽しいものです。それには、自分が本当にやりたいことだけをやる、ということも大切です。

そして、やりたいことがどちらなのか、わからなくなって迷うときは、それを選んだ結果、自分が優しくなれるほうを選ぶことです。

そして、自分が選んだものは自分です楽しむと決めることです。そうすれば、何を選んでも決して間違うことはないでしょう。

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もし、生きているのが楽しくなきとしたら、とても辛く苦しいとしたら、それはあなたが「ほんとうにやりたいこと」をせずに、自分以外のものになろうとしているせいかもしれません。

あなたは「このままの自分じゃダメだ」と、今の自分を否定していませんか？

「もっと成長しなくちゃ」「もっとがんばらなくちゃ」と自分をムチ打ち続けていませんか？もしそうだとしたら、ちょっと待ってください。

タンポポが「このままの自分じゃダメだ、ビラにならなくちゃ」と思っても、バラにはなれません。タンポポは何をしようとどこまで行こうと、タンポポです。誰も自分以外のものにはなれません。

なぜかというと、誰も自分以外のものになる必要がないからです。

なれないということは、ならなくていいということ。そしてそれは「そのまんまでいい」ということなんです。

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もちろん「成長したい」と願って自分を奮い立たせて努力することも、それはそれで素晴らしいことだと思います。でも、「成長したい」という願いがからもっと成長しなくちゃダメだ」「今のままの自分ではダメだ」という思いからくるものだったとしたら、ちょっと苦しくありませんか？どこまでいっても、安心できないのではありませんか？

どんなときも「どちらか正しいか？」「自分はどうすべきか？」ではなく、

「どちらが楽しいか？」「どちらが心地よく、優しい気持ちになれそうか？」「どちらの選択が、ほんとうの自分を生きることになるか？」を選択の基準にして欲しいと思います。

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ほんとうの自分はそのまんまの自分を生きることだから、とてもラクです。

ただラクちんというだけでなく、とても自然に、自分らしい実力を発揮することができます。人は自分の本当に好きなことのためなら、イキイキと楽しく努力できるのです。そしてそこには、深い満足感もあります。そういう人は、コップから水があふれるように自然と周りの人にも優しさを広げていきます。その優しさこそ「愛」で、今、世界中で求められているものです。

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すべての出来事は必要があって起こる。

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人はみな自分には合った方法で、自分のしたことの影響を受けとめ、収穫する、ということでしょう。

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嬉しいことも悲しいことも、

人生に起こることは、すべて必然

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あなたに起こっていることは何であれ、すべて、あなたのために起こったことです。

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人生です起こったことは、すべてが宇宙からあなたに贈られた、貴重な「体験」ギフトなのです。

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本当にリラックスしたいのなら、中心をつくらないことです。そして、中心をつくらないようにするには、「今を一生懸命生きること」というシンプルなことを、ただ実行すればいいのです。

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自分の目の前にある現実は、自分の行動・言葉・想いによって、自分が創っているということに気づいてください。自分が創っているのだから、自分の行動・言葉・想いによって、新しく創り直すこともできます。

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新しくものを手に入れるコツは、まず、手離すことにあります。何でも手放さないと、新しいものは入ってこないのです。

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手放すと、そこには、物がなくなって空間ができます。その空間に新しいものが入ってきます。空間がないと、新しいものは入ってこられません。こうして、ものや気持ちが循環して行くことになります。エネルギーが動くということは、こういうことなのです。

おもしろいことに、何でも手放せるようになればなるほど、必要なものが簡単にこちらにきてくれるようになります。人は執着がなくなれば無くなるほど、豊かに生きられるようになっているのです。

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手放すことで失うものは何もありません。手放せば手放すほど人は身軽に成り、執着がなくなるほど自由になっていきます。そして、どんどん豊かに生きられるようになるのです。

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元氣というのは「元のギフト」であり、宇宙のです大気の氣、「愛」を意味する言葉です。だから、「愛」を生きているひとは「元氣」と共鳴します。つまり、愛を実践することこそ、いつも元氣でいるコツです。

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本気で「やりたい」「やるべき」と思うことをやる。

それだけでいい

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生きるって、本当はとてもシンプルなこと。逆にいえば、「やりたいさら、やる」というシンプルな生き方をしている人ほど、「そのまんまの」の自分で、楽しく心満たされて生きることができるのです。

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「今日一日しか生きられないとしたら、

自分は何をしたいだろう？」

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自分に優しく、他人にも優しく

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表面的な欲望の奥にある「本当の自分」を大切にし、心の奥底の声に耳を傾け、「ほんとうにやりたいこと」をやって生きる。それが真の意味で自分に優しい、ということです。

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自信かあると

誰に対しても優しくなれる

ほんとうの自信がある人は、他の人をみる目が自然と優しくなります。また、自分がほんとうにやりたいことをやっている人は自分を大事に生きているので、必ず他の人も大事にします。だから、こういう人は自然とヒトに慕われるようになるのです。

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ハートは感じるだけで、考えることができませんから、過去もミライもありません。過去も未来もないということは、ハートに意識が向いているとき、私たちは「今」のですエネルギーで生きてきる、ということです。

また、ハートには叡智の泉が湧いていますから、私たちは本来、だれもが直観を通じてその叡智を受け取ることができます。

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「おうち」(自分の内側)に意識を向けるほど

落ち着いて生きられるようになる

頭ではなくハートで生きられるようになればなる程、あなたは「今」のエネルギーで生きられるようになることでしょう。そして、そこにある確かなエネルギーを受けとって、安心して、元氣に生きられるようになるはずです。

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◉ハートでわかれば、ほんとうに「わかる」

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しかし、何であれ「できない」としたら、それはハートではなく頭でわかっているだけ、ということです。

頭は記憶や想像をつかさどる思考の場で、行動をつかさどる場ではありませんから、頭でわかっているだけではなにもできません。何事もハートでわかって初めて行動に移せるものであり、頭でなくハートでわかるとこが、ほんとうの「わかる」ということです。

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◉ひらめきを大切にする

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私は日ごろから、ひらめきを大切に生きています。どんなこともフッと思いついたこと、ハートにひらめいたことを、できるだけ「そのまま」行動に移すようにしているのです。これもまた、頭ではなくハートで生きるための、良いトレーニングになります。

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このようにひらめきに従うと、いろいろと面白いことが起こってきます。まるで波乗りをしているように、ひらめきという波が私たちを、思ってもいない場所へ連れていってくれるのです。

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ひらめきは、天から舞い降りる「招待状」。

無視するのはもったいない

ふだん私たちは、このようなひらめきをほとんど無視して暮らしています。そして、ハートの声よりも頭の考えを優先することが、当たり前の習慣になっていいるのです。

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人を責め、自分を責め、たくさんの争いや葛藤の原因をつくっているのは、良い・悪いという価値観の集大成である、この「エゴ」なのです。

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幸せの原因探しを習慣にしませんか？

とりあえず今がいちばんいい状態です、自分はとても幸せだと思うのです。「ああ、自分はとても幸せだ」「なんでありがたいんだろう」と思うのです。そして、そこから、幸せの原因探しを始めます。

たとえば、「あぁ気持ちがいい。風呂に入れて幸せだなぁ」「目が見えて、ちゃんと喋れて幸せだなぁ」「生かされていて幸せだなぁ」などなど、捜せばいくらでも出てきます。

これはやっていて楽しく、やればやるほど幸せな気持ちになってきます。

　楽しいことに気を向けると

　楽しい気をとり込める

こんな簡単なことでも毎日やっていると、いつも幸せな自分を見つけられるようになります。今まで不幸せだと思っていたのは勘違いだったと気づきます。

幸せと考える瞬間は、素晴らしい気に満ちあふれています。人は幸せを感じているとき、素晴らしい気を放っています。だからこそ、ひとりが感じたその幸せは、みんなの幸せにつながっていくのです。

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◉「こんなもんだ」と思ってみる

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こんなときは、状況にしろ、自分にしろ、相手にしろ、変えようとするのをやめて、「そのまんま」をただ、受け入れることです。いろいろと気に入らないことはあるでしょうが、とりあえず「こんなもんだ」と心の中でつぶやいてください。「こんなもんだ」というのは、あきらめや開き直りの言葉ではありません。これは、自分も周りも裁かず、おおらかな心で「まぁ、こんなところでいいだろう」と、現状のかなすべてを認める「大肯定」のことばなのです。

現状を認めると余計な力が抜けて、

いろいろなことがうまくいく

物事はエゴや執着がないほうがスムーズに進みます。なぜなら、そういう余分なものがないほど周囲と調和し、天とつながりやすくなるからです。だから何であれ、変えたいことがあったら「変わったらうれしいなぁ」くらいの、軽い気持ちでいるようにしましょう。

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しかし、執着すればするほど、私たちは同じ感情を繰り返し体験することになります。だから、「忘れる」能力を活用して、このような感情エネルギーはどんどん手放したほうがいいのです。

イヤな過去を忘れ手放すと

まったく新しい体験がやってくる

これからは「忘却力」も活用して、自分の中の不要なものを忘れることで手放していきましょう。自分の中に「うまくいった体験」の記憶を多く持っている人ほど、次も同じようにうまくいくのですから。

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◉ハンドパワーを活用する

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私たちの手には、ハンドパワーが宿っています。どんな人でも私たちの手のひらからは、目に見えない癒しのエネルギーが出ているのです。このような、せっかく癒しのエネルギーを活用しない「手」はありません。誰かと握手したり、肩を抱いたり、そっと背中に触れたり、手を意識的に使う事で、周囲の人にあなたの温かさを伝えていきましょう。また、自分の顔や髪をなでたり、不調な部分に手を置いて、大事なからだを優しくいたわってあげましょう。

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この「手当て法」のコツはたったひとつ、それが「できる」と思うことです。「できる」と思えば、そこに「できる」現象が現れ、「できない」と思えば、そこに「できない」現象が現れます。難しく考えないです、ただ「できる」と思ってやってみてください。

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⭕️方法は、

まず、相手に仰向けに寝てもらって、

自分は相手の足元側に座ります。

次に、しっかりと意識を自分の中心に据え、

両足首に軽く触れるように両手を置きます。

あとは、お互いに、ポカ〜ンとしているだけで。

ただそれだけで、5分もすると、そこに大きなエネルギーの循環が起こり始めます。

手が中継点となって、

天から癒しのエネルギーが流れ込む

まず、身近な人に、やってあげてみてください。こうするだけで意外なほど相手も自分も気持ちよくなれることに、きっとあなたも驚かれることでしょう。

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宇宙からもらった

ほんとうの肩書は

「みんな同じだよ」と書かれている

自分の肩書きを鼻にかけている人も、相手の肩書によって態度を変える人も、人間がみんな同じ「いのち」を生きていることを忘れています。でも、私たちはみんな、同じ「いのち」を生きていることを忘れています。

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グチや文句、踏まん、人の悪口は天に唾をするのと同じで、必ず自分に返ってくるのです。

何に対しても「ありがとう」という感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。特別でない、当たり前のことに感謝できるようになると、自然と癒しは起こってきます。

「癒し」とは「病を愉しむ心」と書きます。病を愉しむことさえできれば、必ず病気はよくなります。

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人生を遊ぶのか、それとも苦しんで生きるのか、すべては私たちの選択にかかってきます。あなたが選択したものが、あなたの外側に現実として現れてきます。あなたの中にないものが、あなたの外に現れることはできません。

私たちは無限の可能性を与えられています。それを無限大に追求していくことも自由なら、無限の可能性を「ここまで」と制限することも自由です。何を選ぶかは、いつも私たち自身の自由意志にゆだねられているのです。

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第4章　「ありのまま」で生きる

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◉価値観というモノサシ

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しかし、ほんとうの意味でいえば、スケールが大きな人とは、そもそもモノサシを持っていない人のことではないでしょうか？人間のスケールの大きさは、ちっぽけなモノサシを握りしめているか、手放しているかで決まるのです。

自分の価値観です物事を計らない。

それが悟りへの道

なにしろ物事を判断するモノサシを持たないのですから、このようなひとにとっては、すべての「差」が存在しません。そして、このように「差」何とれてしまうことを、「さとり(悟り)」と呼んだのです。

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◉プラス思考にも落とし穴

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「プラス思考」より、

事実をありのままに見るほうが大事

事実をありのままちゃんと見れば、余計な意味を与え、自分や他人を責めて落ち込んだり恨んだりすることもありません。そしてシンプルに、適切な対処ができるのです。

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◉戦わなければ、敵はいなくなる

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自分が持っている価値判断に気づくチャンスだからです。

なぜ腹が立つのか？

なぜ不愉快なのか？

なぜ悲しいのか？

なぜ許せないのか？

よく見つめていくと、その奥に

〇〇は許されない

〇〇であるべきだ

〇〇であって欲しかった

人間は〇〇でなければダメだ

といった、

色々な価値観が見えてきます。

「正しい」と思ってその価値観をふりかざし、そうすることで自分を守ろうとしていたり、いい気分になろうとしている自分の姿が見えてくることもあります。もちろん、そうだったとしても、そんな自分を責めたり、抑えつけようとする必要はありません。そんなことをしたら、今度はまた違う「良い・悪い」の価値観で自分を裁くことになりますから。

そんな余計なことはしないでください。ただ、自分の中にある価値観を見つけてください。見つけるたびに、ただ「ああ、自分の中にこんな価値観があったんだなぁ」「自分が正しいといった思うと気分がいいんだなぁ」と思って、そのまま放っておいてください。

闘わなければ、風が自然に止むように、

いつか自然に消えていく

戦わなければ、敵はいなくなります。ただ事実を見るだけ。それがポイントです。

140⭕️

◉ただ事実を見る

どんなときも、誰にとっても大切なのは、「ただ事実を見る」ということです。

誰でも一切の価値観を手放して、ただ事実だけを見ようと努めていれば、いつか必ず大きな宇宙的な視点で、その出来事、相手を眺めることができるようになります。一切の価値観を手放した瞬間に、人はエゴのない「いのち」である自分に立ち戻って、宇宙と一体化することができるからです。そして、宇宙と一体化した視点で見るとき、見ているものと見られているものは同じになって、自分と相手の区別がなくなります。私たちは「ひとつ」だった、すべてが「ひとつ」だった、もともと「良い・悪い」なんてなかったんだ、、、と思い出すことができるのです。

このときやっと、私たちの心の中から「良い・悪い」が消えてなくなります。同時に「自分が正しい」という考えも「相手を許さない」という思いも消えてなくなり、世の中の争いがなくなって、殺人も戦争もなくなります。逆にいうと、人が「良い・悪い」という価値観を握りしめている限り、そうした価値観によって人が自分や他人を責めている限り、人がエゴによって人を殺す時代は終わらないのです。だから、平和な時代を望むのであれば、「戦争反対」を叫ぶ前に、人を責めず、自分を責めずに、ただ事実を事実として見る、、、、という生き方を始めてください。これを日常生活の中で本気でやっていけば、必ずその人の心の中から「良い・悪い」が消えていきます。

自分の価値観でなく、事実だけをみると、

誰も何も裁けなくなる

一人ひとりの心の中から「良い・悪い」で裁くエゴが消えると、外側の世界でも、「良い・悪い」というエゴによる争いが消えていきます。そして、すべての人の心の中から「良い・悪い」がなくなったとき、「良い・悪い」による争いがなくなり、世界が「ひとつ」になる日がやってくるのです。

142⭕️

◉エゴを手放す

エゴのないところに「良い・悪い」を計るモノサシは存在しません。なぜなら、その人が持っている価値観の体系、モノサシの集大成こそ、その人のエゴそのものだからです。よって、エゴのないところには「判断」がなく、争いも生じません。「判断」することもされることもないのですから、比較も競争も、悩みも葛藤もありません。

つまり人は、エゴがなければ、悩もうと思っても悩めないのです。これは一度、ぜひご自分で確かめていただきたいと思います。

もしあなたに今、悩んでいること、不安なこと、腹が立つことがあったら、どんなエゴがその苦しみを作っているのか、外側からなるべく客観的に眺めて、原因を探して見るのです。悩みや苦しみ、不安、怒りがあるところには、必ずエゴがあります。エゴがなんらかの欲望を満たそうとして、それができないから悩みや苦しみ、不安、怒りがが生じているのです。その欲望が満たされれば悩みや苦しみ、不安、怒りはいったん消えますが、これは一時的な満足にすぎません。エゴがある限りモノサシで自他を計って比較・競争することはやめられず、欲望も絶えることがないのですから。

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だから、本質的な解決を目指すなら、自分の中にあるモノサシを、気づいたものから手放していくことです。欲望を満たそうとやっきになるのではなく、その原因である価値観、エゴのほうを手放すのです。

もちろん、これは言葉でいうほど簡単なことではないでしょう。

ほとんどの人は、自分が握りしめている価値観こそアイデンティティ(自己存在の証明)であり、モノサシの集大成であるエゴが、そのまま自分自身だと考えています。そう信じ込んでいるから、それを手放すと自分が自分でなくなってしまうような恐怖を感じて、どうしても抵抗したくなるのです。

しかし、辛くしんどいのは、手放すまいと抵抗している間だけのことです。いったん手放してしまえば、どんな人にも、とんでもない開放感が訪れます。その瞬間に、自分が自分の価値観にこだわり、執着することでかえって自分を不自由にしていることに気づき、なんでそんなに執着していたのか、不思議そうに思うくらいです。

また、どれほど価値観というモノサシを手放し、最終的にエゴが消えてしまったとしても、決して「自分」が消えてなくなることはない、ということもはっきりわかります。

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エゴが消えたとき、

人は初めてほんとうの自分=「いのち」と出会う

なぜなら人間の本質はエゴとまったく別のところにあって、それこそが「ほんとうの自分」だからです。

エゴがなくなればなくなるほど、人の意識は「無私」に近づいていきます。そしてほんとうの「無私」になったとき、一切のモノサシは消えてなくなり、私たちはあらゆる制限から解放されます。

このような意識の変容が起こると、あらゆる問題が、「問題」として存在できなくなります。制限された世界からの解放が起こって、誰もが本来の自分に帰還し始めます。そしてそのとき、ほんとうの自分は最初から「いのち」そのもの、光そのものだったと気づくのです。

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そんなふうに私たちが「今」だけに意識をフォーカスした瞬間に、エゴは消えています。

そして、瞬間にとどまらず、その状態で生きられるようになったとき、起こってくることのすべては「遊び」であり、「気づき」であり、「学び」だということに、あなたは気づくでしょう。

でも実際には、そのことに気づこうと気づくまいと、起こってくることのすべては「遊び」であり「気づき」であり「学び」なのです。

あなたは宇宙と一体の「いのち」であり、宇宙と共に動き、宇宙を動かしています。だからあなたの吐く一息は宇宙に響き渡り、あなたが変われば、宇宙も変わります。あなたがラクに生きているとき、あなたの宇宙もラクになります。あなたが苦しみに生きているとき、あなたの宇宙も苦しみます。あなたが平和を選択するとき、あなたの宇宙も平和を選びます。

このように、起こってくることはすべてあなたの意志であり、宇宙の意志なのです。

今この瞬間に起こっていること、

そのすべてが奇跡そのもの

あなたに起こることは、この宇宙の中で、あなただけに起こっていることです。このことに意識をフォーカスして、子どものように十分味わってみてください。

それをほんとうに味わうことができたとき、あなたは心から、今この瞬間、ここに自分という存在が「ある」ということこそ「奇跡そのもの」だと実感できるでしょう。

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◉「あるがまま」とは

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宇宙には「認めたものが現れ、見つめたものが拡大する」という法則があります。これは自分の中にある想いは、外の世界に状況や出来事として現れる、、、、ということです。だから、もしあなたに気になること、心配なこと、嫌いなことがあるとしたら、その原因は周囲の人々や外側の世界ではなく、自分の中にあるのです。

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つまり目の前に現れている状況・出来事はすべて、あなたの心の投影といってもいいのです。

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「今、目の前のことから逃げない。「良い・悪い」の判断をしないで、事実を事実として見る」ということです。事実をごまかしたり見ないふりをしたり、自分の主観や感情で「良い・悪い」を判断することは、「あるがまま」とはまったく逆の態度なのです。

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◉裁かないでラクに生きる

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善悪の基準は、確かに社会の中で、ある程度必要なものかもしれません。でも、善悪という価値観の剣を振り回し、「良い・悪い」と裁くことから、「自分が正しい」「あいつは許せない」という争いが始まり、それが世界を大変な戦いの場にしてしまったことも事実です。だからこそ「良い・悪い」で他人や自分を裁くことをやめ、事実をただ事実として見ることを始めてみて欲しいのです。

「良い・悪い」という戦いの原因がなくなれば、一人ひとりの心の中が平和になり、それが結果として、世界中の平和につながります。それに、他人も自分も裁かないほうが、誰だってやっぱりラクです。「裁く」とは自分の価値観を他人に押しつけることであり、どうしても押しつけられた人の反発を招き、敵をつくってしまうからです。

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人は価値観というエゴを振り回して敵をつくり、

問題を抱えて複雑化している

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試しに一度、「良い・悪い」をつけないで暮らすことにチャレンジしてみませんか？そうすればいかに毎日の生活の中で「良い・悪い」をつけて他人や自分を裁き、そうすることで自分自身を消耗させていたか、わかると思います。

こういうエネルギーのムダづかいをやめると、人は周囲の優しさを感じ、自然の美しさに目を向ける余裕が出ています。「良い・悪い」をつけないで今、目の前にある事実をきちんと見つめられるようになるのです。すると心が休まり、きっと「きれいだなぁ」「ありがたいなぁ」という喜びや感謝があふれるようになってきます。

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◉自然に成長する、向上する

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そのように、ありのままの自分を受け入れた上で、今の自分より成長しよう、向上しようと考えて努力することは、とても素晴らしいことです。ただし、それでもまだ、「成長したい」「向上しよう」という気持ちに不自然な力みのようなものがあるとしたら、ちょっと立ち止まって、考えてみてください。もしも「私は変わりたい」「成長したい」という気持ちが、「今のままではダメだ」「という自己否定からきていたり、「もっともっとよくなりたい」「人より上に行きたい」といったエゴの欲望からくるものだとしたら、その人はどれだけ努力しようと、どこまで成長しようと、ほんとうの安心にたどりつくことができません。

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無理を重ねて願望を達成しても

幸せになれない、長続きもしない

そもそも私たちの本質である「いのち」は、とりたてて「成長したい」とも「向上したい」とも思っていません。最初から完璧にして完全である「いのち」は、生きていて常に動き、当たり前のように進化・成長し続けています。

だから人間も本来は、放っておいても自然と進化・成長に向かうものなのです。むしろ、「成長しよう」「向上したい」というエゴによる不自然な力みは、その自然な流れを邪魔しています。人は本来、エゴを手放し、「いのち」であるほんとうの自分を生きれば生きるほど、そのまんまの自分として、豊かに進化・成長していけるのです。

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◉良く思われたい気持ちを捨てる

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そもそも世間の嫉妬が怖いという発送は、自分自身が嫉妬深い人だけのものです。そして、常に自分と他人を比べる、比較・競争の生き残りゲームをしている人ほど、嫉妬深いものです。他人にどう思われてもいいと思えば誰に何といわれようと平気だし、怖いものなんか何もありません。他人の目が怖いと思うのは、「他人に良く思われたい」という意識があるからなのです。

他人の目が気になるなら、まず自分が他人をチェックして「良い・悪い」をつけるのをやめることです。そうすれば、他人にチェックされることも気にならなくなります。

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他人の目が気になるのは

比較・競争のゲームをしているから

誰かと自分を比較したり、勝ち負けを競争して生きることをやめた人は、大事なことだけを見つめ、自分が向けるべき方向だけに意識が向いています。こういう人は、人の目も気にならなければ、嫉妬されようと足を引っ張られようと、気にしません。、ラジオをFMにチューニングしたらAMは受信しないように、自分の意識がそこに合わなければ、そういう次元の周波数の影響を受けないのです。

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◉すべての答えは自分の中にある

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もし、ヒマラヤに行って特別な修行を積まないと悟ることができないのであれば、宇宙は不平等ということになります。ヒマラヤは、誰でも行けるような場所ではないからです。

しかし、実際には悟るためにヒマラヤに行く必要なんて、まったくありません。悟るために必要なのは、物事に「良い・悪い」をつけずに、事実を事実として見ていくことだけ、、、、。すべての差がとれることを「差とり」、つまり「悟り」というからです。これなら、病気だろうと何だろうと、日本にいようとどこにいようと、やる気になれば誰でもできます。

2020/02/02