【BOOK】「声の波動で幸せになる」著者:中島由美子

読書メモ


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フルサウンドヴォイスを出したいと、チェザリィ・ヴォーカリスィズの門を叩いたのがきっかけでした。
日本人唯一の継承者である、シンガー・ソングライターのtomoko氏に直接ご指導をいただく。
ソフトパレット(軟口蓋)が、人のマインド(精神、思考、感情)と密接に関係しているということだったのです。
人のマインドとソフトパレットがどのように関係しているのかを、音声分析ソフトで声の波形をとりながら検証していくことにしたのです。

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つまるところ、内面にアプローチして、自分のメンタルブロック(心の癖)を外していけば、本当の自分の声に近づいていくことができるし、本当の自分の声が出せるようになれば、よい心の状態をキープできるということです。

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自分の心の癖をひとつ、またひとつと外していって、本当の自分の声に近づけば近づくほど、不思議なことに、目の前の現実がどんどん変わってきます。自分では何にもしていないのに、本当の自分の声で人と話すだけで、人間関係がよくなります。
そして、やはり自分では何もしていないのに、悩みや問題も解決します。

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心に無意識の限界をつくっていれば、高音や低音が出ない。
心の状態、心の癖が、そのままソフトパレットの形になり、声をつくるからです。

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心の癖でマインドに深刻な影響を与えるのが、「気を遣いすぎる」という癖です。
気を遣うというのは、そもそも本当の自分ではありませんし、一見、相手を大切にするようでいて、そうすることで、自分をよく見せようという潜在意識が働いていることが多いいのです。よって、発する声もそのようになり、実際、気を遣いすぎるタイプの人には、装飾された、見せかけの声で会話をする傾向が見られます。

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声の周波数(波動)が変わらない限り、はかない成功や幸せに終わってしまうということなのです。

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本当か自分の願いというのは、叶えようとして引き寄せるのではなく、目的を達成するのでもなく、自然と叶えられていくものだというのが、私の結論だからです。

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その新芽に愛のエネルギーをかけることと、新芽が育ちやすい、いい環境をつくっていくために、宇宙の法則に沿って正しいエネルギーの使い方をしていくことです。
この一連のことを、地道にコツコツ続けていくことが、本当の自分に出会うまでの道筋となります。

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変化と変容の違い
変化➡︎表面だけ変わること
変容➡︎心の深い部分から変わること

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本当の自分=魂で生きるということを
日々意識して、あらゆる選択をしながら生きていくことが、すべてをよい方向へ導く鍵なんだと、ここで改めてお伝えしておきます。

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実は、「自己肯定感」は上げるものではないし、「自信」はつけるものではないのです。人は、自分のなかのブロックとなっている、無意識のエゴや欲が溶かされたときにはじめて、自然と自分のなかから感謝が生まれ、自分のこれまでの人生にも、すべて感謝の気持ちが芽生え、自分にまるごとオーケーが出せるようになっていきます。これが本当の「自己肯定感」であり、「自信」なのだと私は思います。

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これまで、心の癖を外していく、、、つまり、心の断捨離をしていくことで、どんどん本当の自分に近くなるというこをお伝えしてきました。発声練習をすることも大事ですが、コツコツ心のゴミをお掃除していくことで、本当の自分の力が増してきて、声が出しやすくなったり、声に光が入るような透明度が増してくるのがわかります。さらにもう一点、環境も声の周波数に影響を与えていと感じました。部屋を断捨離して、水ぶきすると、それだけで部屋のエネルギーが変わります。

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この、ありのままの自分、本当の自分、そして、本当の自分の声が勝手に鳴る心地よさを、ひとりでも多くの人に、ぜひ味わってもらいたいと思います。

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人間という楽器の重要なパーツであるソフトパレットも、心の刺激を受けなければ自然な状態のはずで、これをtomoko氏は、「体のなかに、ナチュラルか存在する」と表現されていますが、その自然な状態をキープするように意識して声を出す練習を積み重ねていくことで、ソフトパレットを自らコントロールできるようになります。

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そして、すでに存在していた自然な状態のソフトパレットで自分という楽器を演奏できるようになったときに、すでに存在していたナチュラルな音が表れてくるのです。そのとき、心の状態もナチュラルで、本当の自分とつながっています。
「ナチュラルな音」=「自然な声」=「本当の自分の声」
「ナチュラルな心の状態」=「本当の自分とつながっている」
、、、、整理するとこうなります。

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ソフトパレットは、心が穏やかでないと、丸く開いた状態になりません。
ですので、何も考えずに、リラックスして臨むのが一番です。

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自分はこれができない、苦手だということを受け入れればいいのです。今の自分をそのまま受け入れる。それで本当の自分、ナチュラルな心の状態に近くことができるのです。そうしてフラットな心の状態を取り戻して発声練習をしていたら、「自分の心のなかの何かが溶けて、自然に壁を乗り越えられていた」と報告してくださったクライアントさんもいらゃいました。「声を克服すること」=「心を克服すること」であることを、改めて実感させられます。

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自分の心の癖に自ら気づき、本当に心底から反省すると、その癖が外そうとしたくても勝手に外れていくということです。

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スエーデンの映画
「歓びを歌にのせて」

2020/12/07


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